ご挨拶
高度医療のめざましい発展とともに世界一の長寿国を保持する一方、日本には少子高齢の深刻化、生活習慣病の増大、保険制度の見直しなどさまざまな課題が山積しています。21世紀をより豊かで健やかな社会にするためには、国民一人ひとりが“自分の健康は自分で守る”セルフメディケーションを今こそ実践していかなければなりません。そこに大きな役割を果たすのが一般用医薬品であり、生活者にとってより使いやすい薬の開発や適正使用のための情報提供など、総合的な環境整備と調査研究が求められています。
当財団は、「多くの人々に安全で使いやすい医薬品の調査研究、及び一般医薬品の適正使用を推進するための調査研究などに関する助成事業を行い、国民の健康とセルフメディケーション振興に寄与すること」を目的として設立されました。各種研究会、講演会、シンポジウムの開催、啓発活動、国内外における調査研究などさまざまな助成事業を通じ、生活者が疾病の予防と治療に進んで参加できる環境づくりに貢献してまいります。
「長寿大国」から「健康大国」への転換期にあたり、当財団は基本財産を有効に活用することで国民の健康とセルフメディケーションの進展に貢献してまいる所存です。
何とぞ皆様には設立趣意にご理解を賜り、変わらぬご支援・ご鞭撻を賜りますよう衷心よりお願い申し上げます。
理事長 佐藤 誠一
設立者 佐藤 進
財団の概要
- 理事長:佐藤誠一(佐藤製薬(株)代表取締役社長)
- 名称:公益財団法人 一般用医薬品セルフメディケーション振興財団
- 目的:多くの人々に安全で使い易い一般用医薬品を供給するための調査研究、一般用医薬品の適正使用を推進するための調査研究等に関する助成事業を行うことにより、セルフメディケーションを振興し、もって国民の健康に寄与することを目的とする。
- 事業:
- (1)一般用医薬品の適正使用、情報提供等の調査研究に対する助成
- (2)一般用医薬品に関する研究会、講演会及びシンポジウムの開催、啓発事業等に対する助成
- (3)海外における一般用医薬品とセルフメディケーションの関係に係る調査研究に対する助成
- (4)継続的調査研究に対する助成
- (5)その他本法人の目的を達成するために必要な事業
- 財団の規模等:
- (1)所在地:東京都港区元赤坂一丁目5番27号
- (2)基本財産:12億円
- (3)事業規模:32百万円
- (4)経緯
財団法人:設立 平成18年3月1日
公益財団法人:移行 平成22年4月1日