シンポジウム

平成27年10月9日
公益財団法人 一般用医薬品セルフメディケーション振興財団

2015年度 一般用医薬品セルフメディケーションシンポジウム 開催のお知らせ

平成27年10月9日(金)、東京千代田区の帝国ホテルにおいて「第10回一般用医薬品セルフメディケーションシンポジウム」が開催されました。佐藤誠一理事長の挨拶につづき、平成27年度の助成対象14テーマが紹介され、代表者への目録授与式が行われました。

今年度は63件の応募があり、厳正な審査の結果、調査・研究助成11件、啓発事業等助成3件が選ばれ、計14テーマに対して助成が行われます。

今年の基調講演は、「日本の皮膚科治療の現状ついて」と題して帝京大学医学部皮膚科 主任教授 渡辺晋一先生にお話しいただきました。

基調講演の詳しい内容はこちら

次に、行政、報道、薬局、ドラッグストア、それぞれの立場から4名が講演された後、「一般用医薬品セルフメディケーションの実現にむけて-薬局、ドラッグストアのセルフケア支援-」をテーマにパネルディスカッションが行われました。

講演1~4の詳しい内容はこちら

パネルディスカッションでは、「健康サポート薬局」をキーワードに活発な意見交換がなされ、座長を務めた東京薬科大学 教授 渡辺謹三先生の総括をもって、第10回シンポジウムは終了しました。

パネルディスカッションの詳細はこちら

セルフメディケーションを医療の各分野の専門家が支援することは、人々が日頃から健康に留意して健やかな生活を送り、健康寿命を延伸するために大変大切なことです。「健康サポート薬局」は、地域包括ケアのひとつとしてセルフメディケーション支援を行うことにより、人々の健康寿命の延伸に貢献することが期待されています。

当財団は地域医療におけるよりよい環境の確立を目指して、これまで以上に活動の質を高め、生活に関連する身近な活動を助成することで、生活者のセルフケアの進展に貢献してまいります。


  • 理事長挨拶

  • シンポジウム会場の様子

  • パネルディスカッションの様子

平成27年度助成対象者一覧

調査・研究

順不同・敬称略

氏名 所属機関名 職名 研究テーマ
たていし まさと
立石 正登
長崎国際大学 薬学部 教授 一般用医薬品の適正使用における情報提供のためのコミュニケーション教育及び研修方法に関する調査研究
ひらやま ただひこ
平山 匡彦
一般社団法人 長崎県薬剤師会 理事 離島住民の医薬品適正使用のための、かかりつけ薬局・薬剤師定着事業の推進
まるやま じゅんや
丸山 順也
慶應義塾大学 薬学部 助教 アイ・トッラカーを利用した視線解析による一般用医薬品添付文書の理解度に関する研究
いわお やすのり
岩尾 康範
静岡県立大学 薬学部 創剤工学研究室 講師 高い服用コンプライアンスを達成できる生薬粉末含有口腔内崩壊錠の設計と評価
さとう ゆき
佐藤 夕紀
北海道大学 大学院 薬学研究院 助教 より安全なセルフメデイケーションのための吸収改善・効果改善を期待した製剤の開発
ふじい ゆきこ
藤井 由希子
第一薬科大学 助教 地域薬局の授乳婦に対するOTC医薬品等の情報提供状況の把握と母親側の受け入れ・選択に影響を与える因子の解明
ありみつ たけし
有光 威志
慶應義塾大学 医学部小児科 助教 小児を養育する保護者のOTC薬認識調査(第2報)
わたなべ きんぞう
渡辺 謹三
東京薬科大学 薬学部 教授 登録販売者のセルフメディケーション支援の高度化を指向した相談対応事例の調査研究
いいじま ひろや
飯島 裕也
一般社団法人 上田薬剤師会 日豪学術交流 委員会 委員長 保険薬局の一般用医薬品供給における認知症指導に関わる国際比較調査・研究事業
おおばやし まさゆき
大林 真幸
昭和大学薬学部 薬物療法講座 臨床薬学部門 助教 こどもの健康を守る品川区サポート体制の構築を目指して
みずの ともひろ
水野 智博
名城大学 薬学部 助教 セルフメディケーション推進に向けた取り組みー薬局における健康実践教室の導入
啓発事業等

順不同・敬称略

氏名 所属機関名 職名 研究テーマ
むらかみ かずのり
村上 和宣
一般社団法人 藤沢市薬剤師会 常務 理事 こども薬剤師体験教室
ふくだ さなえ
福田 早苗
小平市学校 薬剤師会 会長 学校薬剤師と養護教諭が協働で発信するセルフメデイケーション
あつみ げんいち
厚味 厳一
帝京大学薬学部 病態生理学研究室 教授 在宅ケアを地域で薬剤師がウイメンズヘルスケアを支えるために必要なことの研究推進する薬剤師と訪問看護士の協働に必要な場づくり

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