シンポジウム

平成28年10月7日
公益財団法人 一般用医薬品セルフメディケーション振興財団

2016年度 一般用医薬品セルフメディケーションシンポジウム 開催のお知らせ

平成28年10月7日(金)東京千代田区の帝国ホテルにおいて「第11回一般用医薬品セルフメディケーションシンポジウム」が開催されました。佐藤誠一理事長の挨拶につづき、平成28年度の助成対象として14テーマが紹介され、代表者への目録授与式が執り行われました。

今年度は60件の応募があり、厳正な審査の結果、調査・研究助成11件、啓発事業等助成3件が選ばれ、計14テーマに対して助成が行われます。

今年の基調講演は、「認知症はどこまで防ぐことができるか」と題してお多福もの忘れクリニック 管理医師 本間明先生にお話しいただきました。

基調講演の詳しい内容はこちら

さらに、4名の専門家各位にご講演をいただき、続いてシンポジウムのテーマ「生活者・患者のための健康サポート支援」についてのパネルディスカッションが行われました。

講演1~4の詳しい内容はこちら

パネルディスカッションでは、地域包括ケアにおけるかかりつけ薬局・薬剤師の役割について活発な意見交換がなされ、座長にお迎えした東京薬科大学教授 渡辺勤三先生の総括をもって、第11回シンポジウムは閉幕しました。

パネルディスカッションの詳細はこちら

地域医療における薬局や薬剤師の役割を重要なテーマが国家施策として進められており、本年4月より、かかりつけ薬局の機能を持つ「健康サポート薬局」の制度がスタートしました。当財団は、こうした新たな制度の有効利用やかかりつけ薬剤師の育成など、運用に関する課題についても皆様との議論を深め、国民がいつでも最適な医療を受けられる環境づくりを目指してまいります。そのような新たなシステムの中で、一般用医薬品が医療の一役を担い、健康寿命の延伸につながることを期待しております。


  • 理事長挨拶

  • シンポジウム会場の様子

  • パネルディスカッションの様子

平成28年度助成対象者一覧

調査・研究

順不同・敬称略

氏名 所属機関名 職名 研究テーマ
たていし まさと
立石 正登
長崎国際大学 薬学部 教授 一般用医薬品の適正使用における情報提供のためのコミュニケーション教育及び研修方法に関する調査研究
はら かおり
原 香織
慶応義塾大学病院 小児科教室 助教 新生児・乳児のビタミンD補充必要性の評価 -LC_MS/MSによる検討-
うすい みさ
臼井 美紗
慶応義塾大学 大学院薬学研究科 院生 国民のヘルスリテラシーを高める『日常用語による自覚症状データーベース』の構築
たかはし なおこ
高橋 直子
奈良女子大学 大学院 博士 後期 課程 災害時におけるOTC薬適正使用のためのマニュアル作成に関する調査研究
ひがし けんじろう
東 顕二郎
千葉大学大学院 薬学研究院 講師 速溶性OTC製剤開発を指向した加熱溶融混錬法による新規薬物ナノ結晶調整法の確立
いわお やすのり
岩尾 康範
静岡県立大学 薬学部創剤工学 研究室 准教授 高齢者のオーラルケアに向けた生薬粉末含有口腔内崩壊付着錠の設計と評価
いかり あきら
五十里 彰
岐阜薬科大学 生命薬学大講座 生化学研究室 教授 細胞間隙を介したOTC薬の腸管吸収における薬物相互作用の評価
なるみ かつや
鳴海 克哉
北海道大学大学院 薬学研究院 臨床薬剤学研究室 助教 総合感冒薬に含まれる非ステロイド性抗炎症薬の薬物間相互作用の解析
やまむら しげお
山村 重雄
城西国際大学 薬学部 教授 特別養護老人ホームならびに老人保健施設における一般用医薬品等の服薬管理に関する実態調査
しゃく ふみお
釋   文雄
日本大学医学部 内科学系呼吸器 内科分野 外来 医長 メンタルヘルスとセルフメディケーション行動の関連調査
なかむら ひでとし
中村 英俊
一般社団法人 上田薬剤師会 理事 地域包括ケアシステムに求められる薬局の保険外サービスと評価に関する研究
啓発事業等

順不同・敬称略

氏名 所属機関名 職名 研究テーマ
わたなべ きんぞう
渡辺 謹三
東京薬科大学 薬学部 一般用医薬品学 教授 実務で役立つ登録販売者のための実践薬学研修会
すずき のぶゆき
鈴木 信行
ペイシェント サロン協会 代表 医療者と患者さんの協働によるセルフメディケーションに向けたシンポジウムの開催、及び啓発資材の作成
さだむら みきこ
定村 美紀子
帝京科学大学 医療科学部 看護学科 准教授 在宅ケアを推進する薬剤師と訪問看護士の協働に必要な場づくり

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